平成２１年１０月２３日　施設訪問の模様

	１０：４５　〜 富士見台デイサービスセンター　（デイサービス） 内容 １．ダンス ２．歌とダンス ３．歌 ４．体操 ５．デュエットダンス 人数：４０名位　　　年齢層：６０歳代〜９０歳代 反応 ショーの序盤では､利用者の方の大きな反応を感じられなかったので少し不安に思いました｡しかし、写真を撮るために会場の後ろに回り込みますと､施設の方々が「びっくりするよなぁ。一生懸命にしっかり見てるもん｡」と話されている声が聞こえてきました｡利用者の方は普段の生活では考えられないほど見入っていらっしゃったようです｡そして、利用者の方と一緒に歌を歌う演目では､それまで遠慮がちだった反応がうそのように大勢の方の声が聞こえてきました｡最後に私達が利用者の方と手を取りつつお話をする時に、「嬉しかったわ。また、来て頂戴ね。」「ありがたい。ありがたい。」と手を合わせる方がいらっしゃったり、握った手をただただ握って涙を流す方がいらっしゃいました。そして、最後にご挨拶をした時には「良かったよー」や言葉にならない声を上げて拍手をくださいました。 感想 私達は目に見える大きな動きや声に､反応の有る無しを判断しがちになります｡「一生懸命にしっかりと見てる」ことは大きな反応なのだと思いました。またこれは施設職員の方が私達に対して言った言葉ではなく､職員同士の会話の中で聞けた言葉ですので飾りのない素直な感想なのだと思います｡じっと座っている時間にいかに刺激を与え続け、常に楽しんで頂けるようにするのか｡改めて更に客観的な目で演目の雰囲気やその並び､静と動のバランスなどについて考え､それを誇張したり､極端に表現して変化をはっきりさせることが大切だと感じました。
	１４：００　〜 特別養護老人ホームかみざき・デイ　（特別養護老人ホーム・デイ） 内容 １．ダンス ２．歌とダンス ３．歌 ４．体操 ５．デュエットダンス 人数：４０名位　　年齢層：６０歳代〜９０歳代 反応 私達が訪問を始めた頃に快く受け入れてくださり、何も知らない私達に老人福祉施設の現状や､福祉施設でイベントショーを行う段取りなどを教えてくださった施設での久方ぶりの訪問でした｡いつも特養でショーを披露しておりましたが､この度はデイサービスの方々にも是非見て頂きたいとの要望でした｡最近デイサービスでの披露をしていませんでしたので、驚くほどの大きな反応を頂け、劇団員一同びっくり致しました。身体が不自由になってしまった方ほど常に楽しみを求め､感情を体現したがっていらっしゃるようです。ですので、ショーは､その感情表現の体現のきっかけとなるようでした。 感想 １年半ぶりに訪問を致しましたが､私達の名前を覚えていてくださる利用者の方が幾人かいらっしゃいました｡私達のショーは､長期記憶の刺激と銘打っておりますが､この刺激をうまく起こさせるには､五感をいくつ刺激出来るかによるのではないかと思います｡視覚＝衣装の色合い､聴覚＝懐かしいメロディ､触覚＝タッチセラピー。只今ショーではこの３つを取り入れられていますが､残りの臭覚味覚は残念ながら取り入れられておりません。この２つの感覚を補う刺激（３つの感覚のみで）をどのようにして行うか｡個々の意識も大事ですが､全体が意識をし努めることが重要と思いました｡また、私達の名前を覚えていてくださるほど､私達の訪問を楽しみに待っていてくださる方の期待を決して裏切ってはならない､お客様の温かさを改めて感じました｡

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