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活動内容

平成24年 6月 4日 施設訪問の模様


 
10: 00 〜
麻布慶福苑

【内容】
「夜明けのスキャット」〜「椰子の実」「朧月夜」〜
お芝居「橋姫」〜「50年代ポップス」〜
フィナーレ「呼華アレンジよさこい」

【参加人数】70名位   【年齢層】60歳代〜90歳代

【反応1】
事前でのショー開催の打ち合わせの際に演目の紹介を致しますと、「利用者の方がよくご存知の歌ばかりですね。きっと皆様をより喜ばせたいという意向なのですね。」とショーの内容に大変興味を持ってくださり、開催を心より楽しみにしているとの言葉を頂きました。そのような期待を頂く中、当日のショーを開催させて頂きました。開演前の会場では、利用者の方々がショーの内容について様々な予想をされながら待っていらっしゃいました。中には若い頃に劇場通いをされたことを、昨日のことのようにご友人に話されている方や、客入れのBGMに合わせて歌を歌われている方など、会場はとてもワクワクとした空気に包まれていました。

【反応2】
童謡「椰子の実」では子供の姿に扮したキャストが曲中に登場し、歌に合わせてパントマイムのお芝居を致します。利用者の方々は、その子供の姿のキャストを、目を細めてご覧になりながら童謡を大きな声で合唱してくださいました。

【反応3】
お芝居のフィナーレ曲である「ここに幸あり」では、「あぁ、この歌よく知ってるわ。何十年ぶりに聞いたのかしら。この歌が大好きだったのよ。私、思い出したわ。」と、涙ぐまれながら話し掛けてくださった女性の利用者の方がいらっしゃいました。握られた手から、その思い出にまつわる感情が伝わり、報告者も思わず涙が溢れそうになった訪問でございました。
 
   
   
     
 
14: 00 〜
白金の森

【内容】
「夜明けのスキャット」〜「椰子の実」「朧月夜」〜
お芝居「橋姫」〜「50年代ポップス」〜
フィナーレ「呼華アレンジよさこい」

【参加人数】70名位   【年齢層】60歳代〜90歳代

【反応1】
ショー終了後に、大変印象深い出来事がございました。男性の利用者の方が多い施設で、ショーの中に大きな声の掛け声を多く頂くことが出来ました。終演後のタッチセラピーの際、寝たきりの形状の車椅子にお座りになっている、会話が難しい男性の方の元に伺いました。私共は、会話が難しい方には、首を振ったり等で答えることが出来るよう簡単な会話をもってコミュニケーションを図る様、心掛けております。こちらの方にもお答えしやすいようにと声を掛けさせて頂きますと、その方は何も答えられませんでした。聞き取ることも難しい方かもしれないと、その方の手のひらにゆっくりと手を重ねますと、指先を少し動かされました。この指の反応を受け取るために手のひらを持ち上げるように両手で握りますと、途端にその方の目からは涙が次から次へとこぼれ始めました。会話は叶いませんでしたので、涙の意味は推し量ることは出来ませんが、その方が身じろぎもせず、まっすぐ前を見つめたまま涙をこぼされるお姿に、その方の心に触れたような気が致しました。利用者の方の心を少しでも動かすお手伝いが出来る活動に、改めて感じ入る次第でございました。
 
   
   
     

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